東京かつしか赤十字母子医療センター

葛飾赤十字産院当院は、東京都内で15施設ある地域周産期医療センターの1つです。都内では、他に総合周産期医療センター13施設と周産期連携病院があり、これらの施設で都民に対して新生児医療を提供しています。当院は、NICU12床、GCU18床を有しており、年間500名前後の新生児が入院します。このうち、出生体重1500g未満の極低出生体重児は年間約50名、出生体重1000g未満の超低出生体重児は約15名を占めております。また、年間約100件の新生児搬送を受け入れており、当院所有の救急車によるお迎え搬送も積極的に行っております。

当院は全国で約90施設ある赤十字病院の中でも、診療科が小児科と産科のみの小さな病院です。その分、小児科と産科の連携が良く、また看護スタッフやコメディカルを含め、全ての職員どうしが顔の見える関係であり、とても働きやすい環境です。

当院は、2021年6月に、葛飾区新宿へ新築移転致しました。病床面積は大幅に増え、産科病棟は全室個室となっております。NICU/GCUも、シーリングを導入するなど最新設備を導入致しました。これからも、母と子の利益を最大限に追求しつつ、新生児医療を進めて参ります。

(熊坂 栄)