Q.当直は月に何回ぐらいありますか?

月に4~5回です。多いときでも6回を超えることはなく、当直の翌日には負担がかからないような勤務体制をとっています。

Q.派遣はありますか?

専修医の期間の大半は付属4病院ですごすことになりますが、外部の病院でも研修することがあります。葛飾赤十字産院(NICU)、東京逓信病院(一般小児)などです。これらの病院を含め後期研修中は3~6ヶ月でローテーションしていきます。後期研修終了後は付属4病院ないしは関連病院に出向して専門研修を行います。

Q.日本医大出身者と他大学出身者とで区別されることはありますか?

まったくありません。出身大学にかかわらずみな平等に研修できるのが、私たちの医局の魅力のひとつです。

Q.学会への出席や発表、論文はどの程度発表できますか?

小児科学会などの国内の学会、国際学会ともに各人の研鑽のために積極的に参加し、発表を行うことを奨励しています。最初は学会や研究会で症例報告を発表した後、症例報告として執筆していただきます。
また研究発表はsubspecialityを決めていただいた後、上級医が指導し研究を行ったものを発表することになります。日本小児科学会、専門学会、国際学会など年1回以上の発表ができるような体制です。学位の取得に関しては研修プログラムをご覧ください。
また、当教室では金原出版の月刊誌「小児科」と提携しており、海外の業績紹介を担当しています。ここに年2-3回執筆をしていただきます。

Q.留学制度はどうなっていますか?

国内留学、国外留学ともに対応しています。詳しくは研修プログラムをご覧ください。

Q.専修医終了後に医局に残るときは無給になりますか?

私たちの医局では、無給の状態で医局に勤務することはありません。

Q.いわゆる外勤や当直、その他のバイトはありますか?

入局学年に応じたアルバイトを認めています。外部の病院での小児科外来業務、保健所の検診・予防接種、学校検診、特別支援学校の修学旅行の付き添い、夜間休日診療所での診療などいろいろあります。

Q.所得はどの程度になりますか?

日本医科大学に定める専修医の給与は大学ウェブサイトを参照ください。基本給に当直手当などの諸手当が加算されます。それ以外に外部病院での診察、夜間急病センターでの診療、保健所業務などアルバイトでの報酬が加わるので、体力的に無理をすることなく大学から支給される以上の収入を得ることができます。近年小児科専門医の需要がたかまっているので他科の医師と比較しても恵まれた環境にあるといえます。

Q.大学院に進学したいのですが?

入局後2年の後期専修医が終了したあとに進学することが可能です。主科目と副科目を選択するのですが、主科目を基礎医学系にすることも臨床系小児科学を専攻することも可能です。Sub Specialityを何にするかで選択が異なると思いますので、大学院教授と相談したうえで進路を考えることになります。

Q.後期研修が終了した後はどうなりますか?

病院職員として4病院の大学付属病院に助教として勤務するか、関連病院で勤務するか、大学院に進学することもあります。また専門によっては子ども病院など、他の医療機関に国内留学することもあります。

Q.産休・育休はとれますか?

大学の規定に準じて産休・育休をとることを奨励します。小児科医にとって子育てすることも研修の一環ととらえています。出産後は無理のない形で勤務できるように家庭の状況に応じて相談しながら勤務内容を決めています。

Q.夏休みや冬休みはどれくらいありますか?

夏休みは1週間、冬休みは年末年始の暦どおりで、当直以外は原則お休みになります。